エリア別マンション売却

武蔵小山のマンション売却相場と、駅前が変わってきた経緯

武蔵小山駅前では、2006年の東急目黒線地下化のあと、複数の市街地再開発が進められてきました。

すでに完成した街区がある一方、小山三丁目では現在も再開発事業が続いています。

最初に、品川区全体の中古マンション価格を長期で確認します。

品川区の中古マンション価格を長期で見る

ここで掲載するのは、武蔵小山だけではなく、品川区全体の中古マンション成約㎡単価です。

2002年度は45.18万円/㎡、2025年度は154.93万円/㎡でした。

長期では大きく上昇していますが、24年間ずっと上がってきたわけではありません。

2007年度は64.65万円/㎡でしたが、2009年度には62.20万円/㎡まで下がり、その後もしばらく上下する時期がありました。

品川区 中古マンション成約㎡単価の推移|2002〜2025年度
品川区の中古マンション成約平方メートル単価の推移2002年度から2025年度まで、24年度分の成約平方メートル単価を示す折れ線グラフです。4080120160万円/㎡45.18200264.65200762.38201181.57201596.652020154.932025年度品川区の中古マンション成約平方メートル単価の推移2002年度から2025年度まで24年度分の成約平方メートル単価を示す折れ線グラフです。40120160万円/㎡45.18200262.382011154.932025年度
  • 2002年度:45.18万円/㎡
  • 2003年度:47.45万円/㎡
  • 2004年度:49.20万円/㎡
  • 2005年度:50.90万円/㎡
  • 2006年度:57.67万円/㎡
  • 2007年度:64.65万円/㎡
  • 2008年度:63.64万円/㎡
  • 2009年度:62.20万円/㎡
  • 2010年度:64.72万円/㎡
  • 2011年度:62.38万円/㎡
  • 2012年度:62.72万円/㎡
  • 2013年度:65.42万円/㎡
  • 2014年度:73.41万円/㎡
  • 2015年度:81.57万円/㎡
  • 2016年度:81.46万円/㎡
  • 2017年度:85.18万円/㎡
  • 2018年度:92.43万円/㎡
  • 2019年度:92.90万円/㎡
  • 2020年度:96.65万円/㎡
  • 2021年度:106.44万円/㎡
  • 2022年度:115.00万円/㎡
  • 2023年度:123.77万円/㎡
  • 2024年度:137.67万円/㎡
  • 2025年度:154.93万円/㎡

出典:公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況」。武蔵小山駅周辺だけではなく、品川区全体の中古マンション成約データです。年度ごとに成約したマンションの築年、専有面積、立地等の構成も異なります。

この推移だけで、今後の価格や売り時を判断することはできません。

年度ごとに成約したマンションの築年、専有面積、立地なども異なります。品川区平均の上昇率を、武蔵小山の個別マンションへそのまま当てはめることもできません。

品川区のマンション売却相場を見る

武蔵小山駅前は、地下化のあと段階的に変わってきました

2006年7月、東急目黒線の不動前駅付近から洗足駅付近までが地下化され、武蔵小山駅も地下駅になりました。

この工事では複数の踏切がなくなり、駅周辺の移動環境も変わりました。

駅周辺では、それ以前から街区の再編も検討されていました。

2004年に武蔵小山駅東地区が街並み再生地区に指定され、2005年には地区計画が都市計画決定されています。

細かく分かれていた敷地をまとめることや、道路の付け替え、共同建替えなどが計画され、その後の再開発につながりました。

武蔵小山パルム駅前地区は2013年に都市計画決定され、2019年12月に施設建築物が竣工。

武蔵小山駅前通り地区は2014年に都市計画決定され、2021年6月に施設建築物が竣工しています。

現在の武蔵小山駅前は、一度の再開発でできた街ではありません。

鉄道の地下化と駅前整備、その後の複数の再開発が順に進められてきました。

武蔵小山駅前が変わってきた流れ
  1. 武蔵小山駅東地区地区計画を都市計画決定
  2. 東急目黒線地下化
    武蔵小山駅が地下駅へ
  3. 武蔵小山パルム駅前地区
    施設建築物竣工(完成済み)
  4. 武蔵小山駅前通り地区
    施設建築物竣工(完成済み)
  5. 小山三丁目第1・第2地区
    第一種市街地再開発事業を都市計画決定
  6. 小山三丁目第1地区
    再開発組合設立認可
  7. 第1地区:事業進行中
    第2地区:準備組合段階

小山三丁目では、現在も再開発が続いています

武蔵小山駅前では、完成した2地区に続いて、小山三丁目第1地区と第2地区でも再開発が進められています。

両地区は2022年7月に第一種市街地再開発事業として都市計画決定されました。

第1地区では、2025年11月に市街地再開発組合の設立が認可されています。

第2地区は2018年に再開発準備組合が設立され、都市計画決定後も事業化に向けた検討が続いています。

2026年8月時点の状況は次のとおりです。

  • 武蔵小山パルム駅前地区:完成済み
  • 武蔵小山駅前通り地区:完成済み
  • 小山三丁目第1地区:再開発組合設立済み・事業進行中
  • 小山三丁目第2地区:都市計画決定済み・準備組合段階

第1地区では、広場、道路、歩行空間、住宅、店舗、生活支援施設などの整備が計画されています。

再開発が続いていることから、将来のマンション価格が上がると判断することはできません。

武蔵小山駅周辺では、2000年代から続く街区の更新が現在も進んでいます。

マンションの売却を考え始めたら

品川区全体の価格推移だけでは、武蔵小山の個別マンションの価格は分かりません。

同じ武蔵小山でも、再開発街区の大規模マンションと、周辺の既存住宅地にあるマンションでは、築年、建物規模、駅からの距離、共用部、住戸条件などが異なります。

査定価格を見るときは、自宅とどのマンションを比較しているのかも確認してください。

築年、広さ、建物規模、駅距離、住戸条件などが近い物件と比べることで、査定額の根拠が分かりやすくなります。

まだ売却すると決めていない段階なら、査定や売出価格、媒介契約など、気になるテーマから確認していただくだけでも構いません。