エリア別マンション売却

下北沢のマンション売却相場と、小田急線地下化で変わった街

2013年3月、小田急線の東北沢駅から世田谷代田駅まで約2.2kmが地下化されました。

それまで地上を走っていた線路が地下へ移り、この区間にあった9か所の踏切もなくなりました。

線路がなくなった地上部分には、その後、駅前広場、通路、緑地、小広場、商業施設、住宅などが整備されています。

世田谷区の中古マンション価格を長期で振り返る

ここで掲載しているのは、下北沢駅だけではなく、世田谷区全体の中古マンション成約㎡単価です。

2002年度は51.02万円/㎡、2025年度は117.43万円/㎡となっています。

直近の価格上昇は皆さまもご認識の通りですが、24年間ずっと上昇してきたわけではありません。

2007年度の64.66万円/㎡から2009年度には60.35万円/㎡まで下落し、その後もしばらく60万円台前半で推移した時期があります。2020年度は80.11万円/㎡、2021年度は89.67万円/㎡、2025年度には117.43万円/㎡となりました。

現在は20年以上の中でも高い水準ですが、過去には価格が下がった時期や、ほとんど変わらなかった時期もあります。

世田谷区 中古マンション成約㎡単価の推移|2002〜2025年度
世田谷区の中古マンション成約平方メートル単価の推移2002年度から2025年度まで、24年度分の成約平方メートル単価を示す折れ線グラフです。406080100120万円/㎡51.02200264.66200760.35200970.10201580.112020117.432025年度世田谷区の中古マンション成約平方メートル単価の推移2002年度から2025年度まで24年度分の成約平方メートル単価を示す折れ線グラフです。4080120万円/㎡51.02200270.102015117.432025年度
  • 2002年度:51.02万円/㎡
  • 2003年度:49.92万円/㎡
  • 2004年度:52.03万円/㎡
  • 2005年度:53.13万円/㎡
  • 2006年度:57.86万円/㎡
  • 2007年度:64.66万円/㎡
  • 2008年度:61.06万円/㎡
  • 2009年度:60.35万円/㎡
  • 2010年度:61.96万円/㎡
  • 2011年度:61.08万円/㎡
  • 2012年度:61.01万円/㎡
  • 2013年度:61.65万円/㎡
  • 2014年度:66.15万円/㎡
  • 2015年度:70.10万円/㎡
  • 2016年度:71.63万円/㎡
  • 2017年度:74.64万円/㎡
  • 2018年度:75.10万円/㎡
  • 2019年度:76.65万円/㎡
  • 2020年度:80.11万円/㎡
  • 2021年度:89.67万円/㎡
  • 2022年度:94.28万円/㎡
  • 2023年度:100.61万円/㎡
  • 2024年度:105.23万円/㎡
  • 2025年度:117.43万円/㎡

出典:公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況」。世田谷区全体の中古マンション成約データです。年度によって成約したマンションの築年、面積、立地などが異なるため、下北沢駅周辺や特定のマンションそのものの価格推移ではありません。

2013年、小田急線が地下へ移りました

小田急線の東北沢駅から世田谷代田駅まで約2.2kmでは、2004年から地下化工事が行われました。

2013年3月22日の終電後に、地上線から地下線への切り替えが行われ、翌23日から地下線の利用が始まりました。

これによって、この区間にあった9か所の踏切がなくなりました。

それまで線路が通っていた地上部分には、東北沢から下北沢、世田谷代田まで続く土地が残りました。

小田急線地下化と地上部分の変化
  1. 2004年 地下化工事開始
  2. 2013年3月 東北沢〜世田谷代田 約2.2kmを地下化
  3. 9か所の踏切がなくなる
  4. 地上に旧線路跡が残る
  5. 駅前広場・通路・緑地・施設などを整備

線路跡には、駅前広場や通路、施設が整備されました

地下化後の線路跡では、世田谷区と小田急電鉄がそれぞれ整備を進めました。

世田谷区側では、

  • 駅前広場
  • 駅間通路
  • 緑地
  • 小広場

などが整備されています。

小田急電鉄側では、商業施設、宿泊施設、住宅などを含む下北線路街が整備されました。

線路跡は下北沢駅の周辺だけではなく、東北沢から世田谷代田まで続いています。

以前は線路があった場所の一部を、現在は歩いて移動できるようになっています。

現在の駅前広場や下北線路街は、もともと小田急線が地上を走っていた場所の一部です。

駅周辺では、歩行者を中心にした街づくりが続いています

世田谷区では現在も、下北沢駅周辺で、歩いて移動しやすい商業地域を目指した地区計画を運用しています。

また、駐車場の配置や荷さばき、自動車の通行について、地区全体でルールを設ける検討も進んでいます。

下北沢は小規模な店舗が多く、歩行者も多い街です。

そのため、店舗への荷物の搬入や車の出入りをどうするかについても、駅周辺全体で検討されています。

下北沢でマンションを売るとき、駅周辺の変化も知っておきたい情報です

現在の下北沢駅周辺には、2013年の小田急線地下化後につくられた場所が数多くあります。

駅前広場や通路、緑地、下北線路街の一部は、以前は線路が通っていた場所です。

マンションを案内するときには、駅から物件まで実際に歩くことも多く、周辺の通路、広場、店舗などについて質問を受けることもあります。

その際に、現在の街並みだけでなく、どこに線路があり、その場所が現在どのように使われているのかまで分かっていると、下北沢駅周辺についてより詳しく説明できます。

現在も地区計画や駐車場のルールについて検討が続いているため、実際に売却を始める際には、その時点の内容も確認しておく必要があります。