エリア別マンション売却

都立大学のマンション売却相場と、大学跡地が現在どう使われているか

東京都立大学は1991年に八王子市へ移転しました。

それまで八雲一丁目にあったキャンパス跡地は、その後、ホール、中央図書館、体育館、公園、福祉施設などが集まるめぐろ区民キャンパスとして整備されています。

駅名として「都立大学」は残っていますが、この地域でより重要なのは、まとまった大学跡地が現在どのように使われているかです。

目黒区の中古マンション価格を長期で振り返る

ここで掲載しているのは、都立大学駅だけではなく、目黒区全体の中古マンション成約㎡単価です。

2002年度は56.23万円/㎡、2025年度は155.09万円/㎡となっています。

直近の価格上昇は皆さまもご認識の通りですが、20年以上の推移では、2007年度の78.11万円/㎡から2012年度には65.05万円/㎡まで下落した時期もありました。

現在は長期で見ても高い水準にありますが、過去には下落した時期もあったことは興味深い事実です。

目黒区 中古マンション成約㎡単価の推移|2002〜2025年度
目黒区の中古マンション成約平方メートル単価の推移2002年度から2025年度まで、24年度分の成約平方メートル単価を示す折れ線グラフです。5075100125150万円/㎡56.23200278.11200765.052012102.312020155.092025年度目黒区の中古マンション成約平方メートル単価の推移2002年度から2025年度まで24年度分の成約平方メートル単価を示す折れ線グラフです。50100150万円/㎡56.23200265.052012155.092025年度
  • 2002年度:56.23万円/㎡
  • 2003年度:55.96万円/㎡
  • 2004年度:58.72万円/㎡
  • 2005年度:58.69万円/㎡
  • 2006年度:68.18万円/㎡
  • 2007年度:78.11万円/㎡
  • 2008年度:70.29万円/㎡
  • 2009年度:71.65万円/㎡
  • 2010年度:70.62万円/㎡
  • 2011年度:67.46万円/㎡
  • 2012年度:65.05万円/㎡
  • 2013年度:71.74万円/㎡
  • 2014年度:79.77万円/㎡
  • 2015年度:87.14万円/㎡
  • 2016年度:88.50万円/㎡
  • 2017年度:92.11万円/㎡
  • 2018年度:93.46万円/㎡
  • 2019年度:94.02万円/㎡
  • 2020年度:102.31万円/㎡
  • 2021年度:113.86万円/㎡
  • 2022年度:121.98万円/㎡
  • 2023年度:126.63万円/㎡
  • 2024年度:138.41万円/㎡
  • 2025年度:155.09万円/㎡

出典:公益財団法人東日本不動産流通機構「中古マンションの区市町村別成約状況」。目黒区全体の中古マンション成約データです。年度によって成約したマンションの築年、面積、立地などが異なるため、都立大学駅周辺や特定のマンションそのものの価格推移ではありません。

東京都立大学の跡地は、公共施設が集まる場所になりました

旧東京都立大学は、現在の八雲一丁目にキャンパスを置いていました。

1991年に大学が八王子市へ移転したことで、都立大学駅から徒歩圏にまとまった跡地が生まれました。

その跡地は、住宅や単一の施設へ変わったのではなく、現在はめぐろ区民キャンパスとして使われています。

主な施設は、

  • めぐろパーシモンホール
  • 八雲中央図書館
  • 八雲体育館
  • 心身障害者センター
  • 区民斎場
  • 診療施設
  • 公園

などです。

八雲中央図書館は目黒区立図書館の中央館で、めぐろパーシモンホールには大ホールがあります。

大学跡地が、文化、図書館、スポーツ、福祉、公園などをまとめた公共拠点へ変わったことが、この場所の大きな特徴です。

大学跡地は公共複合施設へ変わった
  1. 東京都立大学が八王子市へ移転
  2. 旧大学跡地を公共拠点として再整備
  3. めぐろ区民キャンパス
    パーシモンホール・八雲中央図書館・八雲体育館・福祉施設・公園等

駅から区民キャンパスまでの歩行環境も整備されています

大学跡地が公共施設の集まる場所へ変わったあと、都立大学駅との移動経路も整備の対象になっています。

目黒区は都立大学駅周辺を交通バリアフリー推進地区とし、駅とめぐろ区民キャンパスを結ぶ経路を特定経路として位置づけています。

駅から柿の木坂通りを経由して区民キャンパスへ向かう歩行経路や、周辺商店街・公共施設をつなぐ歩行ネットワークも整備対象です。

大学跡地そのものだけではなく、駅から公共施設まで歩く経路も含めて街の環境が整えられてきたということです。

都立大学でマンションを売るとき、公共施設の集積も街の特徴になります

都立大学駅周辺で暮らす買主にとって、駅距離や商業施設だけが周辺環境ではありません。

八雲一丁目には、ホール、中央図書館、体育館、公園、福祉施設などがまとまっており、その背景には旧東京都立大学跡地の再整備があります。

こうした地域の成り立ちを知っておけば、販売資料や内見時にも、都立大学駅周辺で利用できる公共施設や生活環境を、単なる施設一覧ではなく背景まで含めて説明できます。

特に図書館、公園、文化施設、スポーツ施設などは、購入者の家族構成や暮らし方によって関心が変わる部分です。

物件そのものの魅力に加えて、周辺にどのような公共施設があり、なぜそこにまとまっているのかまで把握しておくことは、都立大学という街の特徴を伝えるうえで役立ちます。